親族が亡くなった時にやること

葬式でお悔やみの言葉をかけられたら、何とお礼を返す?

葬式でお悔やみの言葉をかけられたら 通夜や葬式の際、お悔やみの言葉として「ご愁傷様です」と声をかけられることが多いです。よく知っている言葉であっても、いざ「ご愁傷様です」と言われたら、返答が分からないという方が多いのではないでしょうか。

通夜や葬儀などでお悔やみの言葉をかけてくださった方にお礼を述べることを「答礼」と言います。「ご愁傷様」はお悔やみの言葉として使われており、「心を痛めていることを悲しく思います」といった意味合いがあります。

一般的には参列者が遺族に声をかけるタイミングで使用されています。お悔やみの言葉をかけられたら、お返しにお礼の気持ちを伝えてください。心遣いをくれた参列者に対して、「恐れ入ります」や「痛み入ります」と返答しましょう。どちらの言葉も「ご厚意に感謝する」「心苦しいほどありがたい」といった意味を伝えられます。


何とお礼を返す?「お心遣いありがとうございます」「ご丁寧にありがとうございます」と返事するのも良いでしょう。ただし、「ありがとうございます」とだけ伝えると、不謹慎だと思われる可能性があります
「お心遣い」や「ご丁寧」、「お忙しいところ」といった言葉を添えると、より丁寧な言い回しになるでしょう。故人の親しい方にお悔やみの言葉をかけられたときは、「生前は大変お世話になりました」と感謝の気持ちを伝えてください。

「恐れ入ります。生前はお世話になりました」など他の言葉と一緒に伝えると、より相手に感謝の気持ちが伝わるはずです。なお、お礼の言葉をかけられない場合は、何も言わずに黙礼するだけでも大丈夫です。大切な家族が亡くなったときは、精神的な負担が大きくなかなか返答できないこともあるでしょう。そんなときは相手に対して深く黙礼してください。